夢会議 「2030年の阪神南をデザインしよう」

 

今回の夢会議では、兵庫県の「兵庫2030年の展望(仮称)」の策定に向け、阪神南地域のビジョン委員と尼崎・西宮・芦屋の15の県立高校の高校生が多数参加し、2030年の兵庫に向けた課題や夢を語り合いました。

 1.   日時:平成291125日(土曜日)1330分~1630

 2.   場所:西宮市市民交流センター

 3.   テーマ:「2030年の阪神南をデザインしよう」

 4.   参加者:102

 5.   内容:

 ·        阪神南地域ビジョン委員長あいさつ、来賓紹介(1330分~1340分)

 ·        兵庫県職員による「兵庫2030年の展望」案の説明(1340分~1400分)

 ·        グループワーク(1400分~1530分)

 ·        発表・専門委員等による講評(1540分~1630分)


 

 

夢会議のグループワークでは、県が策定する「兵庫2030年の展望(仮称)」叩き台のテーマに沿って9つの班に分かれ、2030年にこの地域がどうなっていてほしいか、また、そのために「行政」「企業等」「私たち」のそれぞれができることについて話し合いました。

 

活発な意見交換のうちにグループワークの90分間はまたたく間に過ぎ、話し合った結果を高校生が発表しました。

 

 1班「情熱と才能が輝く人づくり」

 

多文化共生の意義を深く理解した人材や世界の課題解決に貢献する人材を輩出できる阪神南にするには、どうすればよいか考えました。阪神南地域には海外からの定住者が多いですが、外国語表示などの配慮が十分ではないと感じます。2030年にはさらに国際化・多文化共生社会が進むと予想されるので、高校生の留学や外国への修学旅行などによって視野を広げ、語学力を高めることが、多文化共生社会の原動力になるのではないかという提案をしました。

 

 2班「希望が叶う出産・子育て」

 

安心して子どもを産み育てられる環境を作るためには「地域が家族になる」という取組をすればよいと考えました。そのために、学校・地域・家庭が連携して子育てを行うコミュニティを作るとともに、家族のあり方は様々であることから、行政には、LGBTの方々等に対する理解を深める教育を含め、制度の整備を望む意見が出されました。

 

 3班「人と元気が行き交う五国」

 

阪神南で「コレ」という際立った地域資源や文学の舞台などを、行政には情報発信してほしいし、個人からも発信していきたいです。また、企業と行政が連携し、市ごとに開催しているスイーツイベントを阪神南地域でまとめて実施すればいいという意見が出されました。私たちは阪神南の豊富な地域資源を生かして新たな文化事業や自然を生かした事業などを立案し、地域資源の案内ボランティア活動などを通して、人と元気が行き交いにぎわう阪神南を実現したいと思います。

 

 4班「自然と調和した環境先進地」

 

年代、性別、キャリアの異なる人達が集まり、共通する課題を話し合うことができて有意義でした。ブレインストーミングでは地域環境の大きなフレームづくりから身近な環境改善まで、50件以上の提案がありました。

 自然を楽しむ観光客に阪神南地域を訪問してもらうことを目指し、企業や住民を巻き込んで地域のいいところをアピールしていき、その一つが「自然環境の良さ」になればいいという提案をしました。

 

 5班「自然と調和した環境先進地」

 

5班では、緑をどうしたら増やせるかについて話し合いました。そのために行政には、計画的に緑環境を管理してほしいと思います。また、企業等は、家やビルを作りすぎないことが必要です。私たちがやるべきことは、間伐材や落ち葉の有効利用のほか、植樹会等の環境関連事業に参加してみることが挙げられました。

 高校生からは「今日の夢会議に参加して、貴重な経験ができてよかった」との感想をいただきました。

 

 6班「人材力を高める新しい働き方」

 

「どうすればライフスタイルに応じた多様な働き方ができるのか」について、意見を出し合いました。その中で、私たちがやるべきこととして、個人の能力・資質の向上、仕事の共有化風通しがよく、意見交換しやすい人間関係づくり、を提案しました。

 これから社会へ出ていこうとする高校生にとっても、新しい働き方というテーマはとても興味深かったようで、とても楽しい話し合いができました。

 

 7班「健康長寿で安心な暮らし」

 

次世代医療、生活環境、介護問題など、いずれも重要で議論を一つに絞ることは困難でした。大人は、健康長寿には十分な所得や介護従事者の賃金アップが必要、高齢者にはもう間に合わないと言い、一方、高校生は、看護師、調理師、教師と将来の目標を持っており、できることをコツコツと積み上げることが必要で、お金がなくてもできると言いました。最終的には地域ぐるみの見守り体制、震災の経験を生かした要援護者への配慮等について議論し、年齢差を乗り越えて有意義な話し合いとなりました。

 

 8班「高まる防災力と復元力」

 

高校生が身近に考えやすく、地域と協力して取り組める「学校から防災についてできること」について話し合いました。地域全体の防災力を上げるため、高校では防災教育の推進や、地域・企業などとの合同訓練等の取組が必要です。また、一人ひとりが防災について考え、地域の方々とあいさつをするなど、普段から顔の見える関係づくりを大事にすることが大切だという提案をしました。

 

 9班「高まる防災力と復元力」

 

行政には、ライフラインの早期復旧や普段からの危機管理をお願いしたいと思います。企業等には、全国ネットワークを利用して人や物資を運んできてほしいです。

 しかし、実際に災害が起きたら、頼りになるのは自分たち自身です。一人ひとりが防災を考え、地域との連携を強めることが必要です。また、自分より下の世代に防災について教えていくことも大切です。食糧の準備や避難所の充実など、行政と私たちが共通してできることを連携して行う必要があると思います。